まちカレブログ

2009年11月27日　10時30分　目的地に向かうゲンキ君
「少年ゲンキ」から「男ゲンキ」に変わる直前の貴重な写真。

ゲンキは以前から、あるお店に照準をしぼっていた。
チラシは配った。
しかし、待てども待てども申し込み用紙が届かない。
ゆえに、初日の26日は取材先がなかったゲンキ。
そこで奮起したゲンキは２６日夕方、
「もう一回お店に行って、直談判するぞ！」
心に決めて下校。
心配そうな水上先生が夜、期待と不安を胸に電話してみると、ゲンキの答えはNO.
「行けなかった、、、。」
と元気ない声で言ったという。

我思う。
この時までに、どれだけの葛藤や悩み、焦り、悔しさ、逃避感、反省、その他ほんとうにさまざまな思いが、ゲンキ君の心の中でうごめいたことだろう。
どんどん取材先が決まっていくまわりのクラスメートを横目に、どれだけ悔しい思いをしただろう。
十分がんばってくれたよ、もう十分やったよ、とほめて抱きしめてあげたい。そんな気持ちになる。

しかし、ここで終わらないのが男ゲンキ。
友達が取ってきた取材先を与えられ、その取材を終わらせたゲンキは、
迷うことなくあのお店へ。
少し離れたところから中をのぞいた直後、ゲンキはためらうことなくドアを開けた。
申し込みがもらえてないところに、１人乗り込んでいったのだ。
気付かれないように車の影に隠れながら小生は、少年ゲンキが「男ゲンキ」に変わる瞬間を見た。
ゲンキ！よくやった！お前は男だ！

取材はもちろん大成功！
店から出てきた元気の顔は、晴れ晴れとした達成感あふれる顔だったとさ。